Prevention

病気の予防

避妊・去勢により性ホルモンが原因の病気予防が可能です

大切なペットが飼い主様と健康的に暮らすことが出来るよう、病気の予防を行っています。具体的には、去勢や避妊を行うことで、肛門周囲腺腫・子宮蓄膿症などの予防や、予防注射などによってフィラリアなどの予防をしております。

フィラリアは、検査と予防が大切!

犬フィラリア症とはどんな病気?

フィラリア症は、線虫類に属する犬糸状虫(フィラリア)が心臓と肺動脈に寄生することによって起こる病気です。
親虫は体調約15~30cmあり、寄生すると様々な循環器障害を起こし、死に至ることもあります。蚊の媒体によって他の犬に感染します。

検査はどんなものですか?

一般的には血液検査で、免疫学的検査またはミクロフィラリア(子虫)検査があります。
フィラリア症は蚊を介して感染するので、蚊が活動している期間に予防しないと、感染する確率は高くなります。無投薬でこの期間を過ごした犬は、まず検査を受ける事が大切です。

犬フィラリア症はどんな症状?

親虫が心臓と肺動脈に寄生すると様々な症状が出ます。ほとんどは慢性経過をたどりますが、まれに急性症状を示す場合があります。


初期症状(軽度)
・咳をする・運動や散歩を嫌う・痩せてくる・毛艶が悪くなる・食欲が無くなる・呼吸が浅く速くなる・散歩や運動後に失神する


症状がすすむと(重度)
・貧血(口や目の粘膜が白い)
・腹水(お腹が出てくる)
・血尿(赤みを帯びた尿をする)

予防する方法は?

現在は予防が確立していますので、まずは感染しているかどうか検査しましょう。感染していなければ予防投薬を月1回飲ませてあげます。このお薬は蚊から感染した幼虫が心臓にたどり着くまでに殺滅するものです。

フィラリアは、月1回のお薬でしっかり予防!!

1.感染犬から吸血

蚊が感染犬を吸血すると、犬から蚊の体内にミクロフィラリア(子虫)が移行します。

1.感染犬から吸血
矢印

2.感染幼虫になる

ミクロフィラリアは蚊の体内で感染幼虫になります。

2.感染幼虫になる
矢印

3.犬の体内に入る

感染幼虫が犬の体内に入ります。

3.犬の体内に入る
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4.肺動脈や心臓に寄生して成虫になる

・咳       ・食欲がない    

・元気がない   ・呼吸が苦しそう  

・尿が赤くなる  ・お腹が膨らんできた
などの症状がでてきます。

フィラリア予防は継続が大切です!

蚊を見なくなったと思われる日から1ヶ月後に最後の投薬をし、その年の予防は終わりです。

フィラリア予防は継続が大切です!

お腹の虫も同時に駆除しましょう!

子犬は、お腹の虫も寄生率が高いので一緒に退治しましょう。

犬回虫

・食欲不振・嘔吐・下痢・発育不良

犬鉤虫

・下痢・血便・貧血状態

犬回虫・犬鉤虫はヒトにも感染する寄生虫です。

避妊・去勢の効果

健康であるワンちゃん、ネコちゃんの体にメスを入れるということには抵抗があると思われる飼い主さんは多いと思います。
ワンちゃん・ネコちゃんは当然子孫を残せる能力は持っています。ただペットとしてのワンちゃん、ネコちゃんの一番の役割は少しでも長く、健康で飼い主さんのそばで過ごせることではないでしょうか。
そのためにも性ホルモンが原因で発症してしまう病気を予防するために避妊・去勢するのは理にかなっているのではないでしょうか。

去勢により予防できる病気

◎肛門周囲腺腫
肛門周囲にある分泌腺の癌です。
悪性であることが多いので、肺や肝臓に転移すると命に関わります。

◎会陰ヘルニア
いわゆる脱腸です。
肛門周囲の筋肉が弛み、腸を支えることができなくなって肛門の横の皮膚下に突出してきます。
排便・排尿困難となり、危険な状態になることも少なくありません。

◎前立腺肥大
前立腺は雄性ホルモンにより刺激されます。それが高齢になって
肥大する原因となります。尿道や直腸を圧迫するため、排尿・排便痛や排尿・排便困難となります。

避妊により予防できる病気

◎子宮蓄膿症
子宮に膿が溜まってしまう病気です。子宮内で細菌が繁殖し、毒素が産生され、体中に拡散してしまいます。処置が遅れると命に関わります。
【右の写真】
取り出された臓器は、膿が溜まった子宮

◎乳腺腫瘍
発情後の乳腺は雌性ホルモンにって刺激されて大きくなります。
その刺激が多くなると、つまり歳をとると腫瘍になる可能性が大きくなります。乳腺腫瘍は悪性のことが多く、肺などに転移する可能性が高い。雌性ホルモンによる刺激が少ないほど腫瘍になる可能性が低いので、若いうちに避妊手術をしておくとその可能性は低くなります。

予防注射

各種、予防注射を実施しています。ペットのライフスタイルに合わせた予防プログラムをアドバイスします。

ワクチン接種で愛犬、愛猫の健康を守りましょう
大切なペットの健康を守るためには、伝染病の危険を防ぐことが大切です。年齢が1歳以上でも年1回のワクチン接種をおすすめします。また、高齢期でも免疫力がおとろえてしまう事もありますのでワクチン接種はとても大切です。一生を通して、ワクチンによる伝染病の予防を心がけましょう。

伝染病予防 (犬)

※表示価格はすべて消費税込です

◎伝染病予防ワクチン

5種混合ワクチン¥6,600
10種混合ワクチン¥7,700

◎狂犬病予防接種

¥2,640

(毎年接種が義務付けられています。)

◎フィラリア症予防薬
・飲み薬(月1回) 錠剤、粉薬

3.8kg未満¥660
3.8~7.5kg未満¥770
7.5~15kg未満¥1,100
15~30kg未満¥1,529
30~68kg未満¥1,980


◎フィラリア症予防薬
・チュアブル

5.7kg未満¥770~
5.7~11.3kg未満¥1,100~
11.3~22.6kg未満¥1,650~
22.6~45.3kg未満¥1,980~

◎フィラリア症予防薬
・注射

3.75kg未満¥6,700
3.75~7.5kg未満¥7,500
7.5~15kg未満¥10,580
15~30kg未満¥13,750
30~68kg未満¥17200

伝染病予防 (猫)

◎伝染病予防ワクチン

3種混合ワクチン¥4,180
5種混合ワクチン¥5,350

伝染病予防 (フェレット)

◎伝染病予防ワクチン

¥5,030

ノミ・ダニ予防

安全・簡単!背筋にポトリと垂らすだけ!スポット剤を嫌がる子には飲み薬もございます。

◎ノミ・ダニ駆除薬 スポットオン(犬)

10kg未満¥1,300~
10~20kg未満¥1,500~
20~40kg未満¥1,700~
40kg以上¥1,800~

◎ノミ・ダニ駆除薬 スポットオン(猫)

¥1,000~

・飲み薬(犬)

¥1,200~

主な手術費用

ワンちゃんもネコちゃんも避妊・去勢手術により、乳腺がん、子宮蓄膿症、前立腺肥大、肛門周囲のガン、会陰ヘルニアなどの病気の発生が著しく低下します。

・去勢、避妊(犬)

体重 去勢 避妊
3kg未満

¥18,000

¥27,500

8kg未満

¥20,000

¥28,500

16kg未満

¥22,000

¥33,000

30kg未満

¥25,400

¥38,720

40kg未満

¥30,000

¥42,000

40kg以上

¥37,000

¥45,000

・歯石除去(犬)

麻酔あり

¥18,700~
※上記料金には、麻酔、点滴、処置、内服が含まれます。また年齢、重症度などにより
別途料金(検査、入院など)が必要になります。

麻酔なし

¥3,000~
(体重により価格が変わります。)

・去勢、避妊(猫)

去勢

¥12,100

避妊

¥23,000

・歯石除去(猫)

麻酔あり

¥18,700~
※上記料金には、麻酔、点滴、処置、内服が含まれます。また年齢、重症度などにより
別途料金(検査、入院など)が必要になります。